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夏を前に気をつけたい「食中毒」!気をつけるポイントは?
その他 防災グッズ工房 2022.05.23

夏を前に気をつけたい「食中毒」!気をつけるポイントは?

1年を通して発生する「食中毒」。中でも気温・湿度が高くなる5月頃から発生率が高くなっています。夏を前に、食中毒を予防するためのポイントや対策をご紹介します。

5月になり、過ごしやすい日が増えてきました。沖縄・奄美地方が梅雨入りし、まもなく日本列島は梅雨のシーズンに入ります。

そこで注意したいのは「食中毒」。
食中毒は1年を通して発生しますが、気温・湿度ともに高い日が続くと「細菌」の動きが活発になり、より注意が必要です。

細菌性食中毒にご注意を

食中毒とは細菌や微生物が原因で起こる健康被害です。食品や飲み物をとおして有害物質が体内に入ると、腹痛や嘔吐、下痢や発熱などの症状が現れます。食中毒のおもな原因は、細菌・ウイルス・寄生虫・自然毒の4つに分けられます。

これからの季節に気をつけたいのはやはり「細菌」。
特に食中毒を引き起こす細菌は30度から40度で最も増えやすくなり、合わせて水分、栄養分の3つの条件が揃うと、爆発的に増殖します。

2021年の食中毒は発生件数をみてみると、過去20年で最少という結果になりましたが、これはコロナ対策による衛生管理の向上や飲食展の時短営業などが影響しているとされています。(実際に2020年は過去5年で一番多い記録となりました。)

コロナの影響で消毒や手洗いが生活の一部となったことは、私たちの生活にはプラスになったのかもしれません。食中毒予防の3原則!

家庭で食中毒を防ぐための3原則

家庭で発生する食中毒は、食品の取り扱いの不注意から起こることがほとんどです。
食中毒を予防するため、「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3原則を守りましょう。

①つけない

まず、食材を取り扱う前と後に、手指をしっかりと洗いましょう。手のひら、手の甲、指、爪、手首まで石鹸を泡立てて洗い、流水で洗い流すことが大切です。

また、肉や魚はポリ袋やラップでしっかり包んで冷蔵庫で保管しましょう。冷蔵庫の中で他の食材にふれたり、汁が漏れた他の食材を汚してしまったりすると、食中毒の原因になってしまいます。

キッチン用品も気をつけてください。例えばまな板の上で肉を切った後、しっかり洗わずに野菜などを切ってしまうと、肉に付着した菌が野菜についてしまいます。野菜を切ってから肉を切るなど、調理の順番を変えたり、生で食べる食品と肉や魚用でまな板を分けるのもいいでしょう。保存用ポリ袋やラップの再利用も控えてください。

②ふやさない

冷蔵品や冷凍食品は、すぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れてください。また、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると温度が高くなってしまいます。冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に保ちましょう。

ただし、冷蔵庫に入れておいても細菌が死滅するわけではありません。長期間の保存は避け、早めに使い切るようにしてください。

③やっつける

多くの食品は75度以上で1分以上加熱すると死滅します。十分に加熱料理すれば大抵の食中毒は防ぐことができるので、食材の中心部までしっかり火を通すようにしましょう。

そして、使った調理器具の殺菌には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。アルコールでは感染力を抑えることができません。ただし、食品が残っていると消毒力が失われてしまうので、消毒は調理器具をよく洗った後に行ってください。

▲キッチンでの食材や調理器具の取り扱いは十分に注意を!

もし、食中毒が疑われる症状が出てしまったら、自己判断で市販薬などを飲まず、すぐに病院を受診しましょう。市販薬を飲むことで重症化する場合もあります。

安全な食生活を

自治体によっては、食中毒への注意喚起を促すため「食中毒注意報」や「食中毒警報」なども発令されます。
1年中発生する可能性がある食中毒ですが、特に気温や湿度が高くなる夏場には、こういった情報も見落とさないようにしましょう。

また、コロナ禍により食事のテイクアウトやデリバリーの需要も増えました。調理されてから食べるまでの時間が長いテイクアウトやデリバリーは、食中毒のリスクが高まります。店舗側も対策を徹底していますが、利用する側にも注意が必要です。

▲これかのはBBQシーズン、食材の保管や調理方法も気をつけてくださいね。

購入したらすぐに持ち帰る、すぐに食べない場合は冷蔵庫に入れるなど長時間放置しない、再加熱する時は中心までしっかりと加熱する、食べる前にはしっかりと手洗いする、といった基本的なことを守って、安全な食生活を送りましょう。