どのような商品でしょうか

野菜や果物を入れて保存していただく事で、鮮度を長持ちさせる事ができる商品です。

鮮度保持袋として、TV等のメディアで紹介していただいたり、また、コロナの影響でご自宅でのお料理の機会が増えている事もあり、ご利用いただくシーンが大変多くなっております。

防災グッズ大賞では、普段から「鮮度まもる君」に野菜など食材を入れて保存していると、通常より鮮度を長持ちさせる事ができ、台風などの停電で冷蔵庫が使用できない災害時に、有効に機能する点が評価されました。

災害時に限らず、食品の鮮度を長く保つために、普段からお使いいただきたい商品です。保存できる期間が長くなる事で、「サイクル保存」がしやすくなり、備蓄を兼ねて食品をストックする事ができます。

鮮度まもる君に配合されている、抗菌剤AP-MOの働きにより、野菜や果物が出すエチレンガスを、酸素と反応させて分解します。エチレンガスは、野菜や果物自身を劣化させる成分ですので、コントロールする事で鮮度が長持ちします。

 

どういった使い方を想定した商品でしょうか

一般家庭でお使いいただける商品です。食品を保存する際に、普段お使いの袋や、保存容器の代わりにお使いいただくだけで、効果がございます。

葉野菜などの青果物は鮮度まもる君「鮮度保持袋」に入れ、冷蔵庫で保管していただくと、鮮度を長く保つ事ができます。毎日お忙しい主婦の方や、一人暮らしで、野菜をよく腐らせてしまう方などに、お使いいただきたい商品です。

 

他の鮮度保持袋と違いはありますか

鮮度保持袋には大きく３つの方式があると考えております。
鮮度まもる君は、吸着法でもMA法でもない、独自の方式、分解法を採用しております。

• 吸着法
• MA法
• 分解法（鮮度まもる君）

「吸着法」とは
活性炭などの吸着剤に、エチレンガスを吸着させる方式です。飽和状態になると効果がなくなり、逆にエチレンガスを放出する事になります。

「MA法」とは
素材を透過する酸素の量を制御し、野菜や果物の呼吸を低減させる方式です。根菜などの、元々呼吸の少ない食材には、効果が小さいと考えています。

「分解法」とは
鮮度まもる君の分解法は、抗菌剤AP-MOによって、エチレンガスを分解し、エチレンガスと共に酸素をコントロールする方法です。

 

 

鮮度まもる君のエチレンガスコントロールの仕組みについて、詳しく教えてください

野菜や果物は、常に呼吸をしており、呼吸によってエチレンガスが放出されるのですが、このエチレンガスが鮮度を落とす原因になります。また、空気中にある酸素は、酸化の原因となり劣化させてしまいますので、長く鮮度を保つためには、エチレンガスと酸素をコントロールする必要があります。

 

鮮度まもる君は、下記のような仕組みで、エチレンガスと酸素をコントロールしています。

鮮度まもる君の仕組み
特許取得：エチレンガスコントロールによる青果物保存技術

• エチレンガスと酸素を分解
  青果物から発生するエチレンガス（野菜が腐る原因）と酸素（酸化の原因）を二酸化炭素と水に分解します。
  青果物の劣化、酸化の原因となるエチレンガスと酸素が減少することで鮮度が長持ちします。
• 抗菌・防カビ
  特許技術の素材が袋内・保存容器内に存在する細菌やカビを減菌し、さらに青果物の表面に付着している菌に対しても抑制効果を発揮します。
• 保湿
  エチレンガスの分解過程で生じた水分が青果物の乾燥を防ぎ、みずみずしさを保ちます。
• 青果物の呼吸量の抑制
  青果物は収穫後も呼吸を続け、成熟・老化が進行します。エチレンガスの分解過程で袋・保存容器の中が低酸素・高二酸化炭素になるため、呼吸量が抑制され青果物の鮮度が保たれます。

(グリーンフィールド様ご提供資料から)

抗菌効果もあるAP-MOという成分が、エチレンガス(C2H4)と酸素(O2)を、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に分解します。化学式で表すと下のようになります。

鮮度まもる君の中の空気は、食物を劣化させるエチレンガスが少なくなり、低酸素状態になることで、食物の呼吸が小さくなり冬眠状態のようになることで、劣化が遅くなり、鮮度が長持ちするという仕組みです。

 

鮮度を守る効果の高い食品、高くない食品はありますか

葉物類、柑橘類、バナナなどは相性が良く、効果が高いです。一方、もやし等の元々の寿命が短い食品には効果が低い事が分かっています。各食材によってエチレンガスの排出量、水分の量が違うため、効果が異なります。

また、食材を入れるタイミングでも、効果の違いがございます。
さくらんぼでの実験結果がございますので、ご紹介いたします。
下の表は、さくらんぼの老化物質AGEsの変化です。

サクランボのＡＧＥｓ生涯変化（グラフは実際の色とリンク）

青果物は自らエチレンガスを発する事で成長（熟成）を進めますが、下図ＡＧＥｓの生涯変化に見られるように、サクランボを食するタイミング（赤い部分）では成長が止まり、発せられるエチレンガス濃度も下がります。この時期で劣化の一番の原因はかび（真菌）であり、表皮に存在しているかびが熟成が進んだ青果物から発せられた水分等を栄養源として繁殖します。

このタイミングで鮮度保持袋を使用した場合、表面の水分が少ない場合は熟成（劣化）速度は抑えられますが、水分やかびが表面に多く存在した場合、熟成（劣化）そのものを抑える事はかびの繁殖力が勝るために抑え切れなくなります。

（グリーンフィールド様提供資料から）

この実験でわかったのは、食べごろになった以降の熟した状態では、エチレンガスの悪影響による青果物自体の劣化よりも、カビ等による傷みが早いため、鮮度を長く保つためには、果物が熟す前の段階で、エチレンガスのコントロールすることが有効であるという事です。

つまり、早い段階で、鮮度まもる君に入れていただく事で、より効果が高い効果が期待できます。

 

鮮度まもる君の、鮮度をまもる効果を確認された食品を、教えてください。

以下の21種類について、弊社にて確認ができており、ご利用をおすすめしたい食品です。

• ミニトマト
• トマト
• バナナ
• アボガド
• イチゴ
• モモ
• シャインマスカット
• リンゴ
• パパイヤ
• マンゴー
• イチジク
• スイートコーン
• サクランボ
• シイタケ
• レタス
• キャベツ
• ほうれんそう
• きゅうり
• みかん
• かぼす
• キュウイ

 

鮮度まもる君自体の、使用期限はありますか

使用期限はございません。

表面へのコーティング等でなく、商品の素材自体に、エチレンガス分解効果のある成分が調合されているため、繰り返し使用しても効果に変化はありません。袋が破れても、本体の鮮度保持効果自体は、持続します。

 

今後どのような方に、お使いいただきたいでしょうか

まだ認知度が低いので、芸能人やインフルエンサーの方に使って頂き、TVやSNSなどで商品を紹介して欲しいです（笑）
もちろん、お使いいただいたお客様が、ブログやインスタ等へ感想や写真を、Up頂く事も歓迎しております。

 

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今回のインタビューにあたり、たくさんの資料をグリーンフィールド様にご用意いただきました。
分かりやすさを優先して、割愛させて頂いたデータ等もございますが、相当数の実験や検証をされているという印象を持ちました。

グリーンフィールド様の事務所にお伺いしました、JR浅草橋駅の西口に隣接している好立地(徒歩1分以内)

会議室には、手がけられている球団グッズが、多数ディスプレイされています。

防災グッズ大賞の盾と賞状を、飾って頂いておりました。

インタビューに応じて頂いた、グリーンフィールド 荒池様（左）

 

まだまだ、認知されていない事が課題、とおっしゃっておりましたが、食物の鮮度保持という、災害への備えとしても大変有用な機能を備えていますので、広く利用されて欲しい商品ですね。少しでも本記事がお役に立てればと思います。

鮮度まもる君は、下記の防災グッズ工房通販ページの他にも、スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアでも広く販売されております、是非この機会にお買い求めください。

 

（取材 / 編集：濱本 亮）