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暑さに慣れていない今だからこそ熱中症対策を!
その他 防災グッズ工房 2022.05.09

暑さに慣れていない今だからこそ熱中症対策を!

熱中症の危険は「夏」だけではない⁉️実はこの時期から注意が必要です。暑さに負けない体づくりを今から心がけましょう!

「熱中症」と聞くと、暑い真夏に起こるものと思っている方も多いのではないでしょうか?
実は熱中症は梅雨入り前の5月頃から注意が必要です。

熱中症のメカニズム

人間の体は、自律神経の働きで体温をある程度一定に保っています。
暑い日には血管を広げて血流をうながし、体内の熱を放出します。体内の熱をを放出すると体温が上昇し、それによって汗をかき、汗が蒸発するときの気加熱で体を冷やすという働きで、体内のバランスを維持しています。

しかし、気温や湿度、風の有無などの条件によって、体温を調整する機能が乱れたり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりするとめまいやけいれん、意識障害などの症状が現れます。これが「熱中症」です。

5月頃から梅雨時期にかけては、暑い日と寒い日が交互し、日によって寒暖差も激しく、1日のなかでも朝晩の気温差も多いきいことから、体への負担が大きく、体調を崩しやすい時期でもあります。それに合わせてこの時期は湿度がたかく、汗が蒸発しにくく体に熱がこもりやすくなっています。体も暑さに慣れていないため、真夏でなくとも熱中症のリスクが高くなるのです。

5月に気をつけることは?

この時期に心がけたい熱中症対策は、まずはこまめな水分補給です。
とくにコロナ禍でマスク着用が日常となった今、マスクを着用していると喉の渇きを感じにくく、水分補給が不十分になりがちです。喉が渇いていなくてもこまめな水分補給を心がけましょう。

▲のどの渇きはすでに「脱水」が始まっている証拠。早めの対策が必要です。

そして、寒暖差が大きいこの時期、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。下着や肌着などは吸水性や発汗性の良いものを選ぶといいでしょう。外出する場合は帽子や日傘などの日差し対策も大切です。

室内の場合、エアコンや扇風機も上手に活用しましょう。

そして本格的に暑くなる前に、早めに暑さに対応できる身体にしておくのも大切なポイントの一つです。
そのためには、軽い運動や半身浴で汗をかくようにしましょう。晴れた日はちょっと遠回りして帰る、いつもより大股早歩きを意識してみるなど、ちょっとしたことから始めて、ぜひ汗をかくという機会を増やすようにしてみましょう。

昨年環境省と厚生労働省から公表された新しい生活様式における熱中症予防行動のポイントも、ぜひご覧ください。


新しい生活様式 における「熱中症予防行動」のポイント

梅雨の時期からしっかり熱中症対策をとり、元気に梅雨を乗り切りましょう!

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